お子様のイボ治療について
小児は大人に比べて皮膚の免疫が低い為イボができやすく治療する機会が多く見られます。
特に尋常性疣贅や伝染性軟族腫(水いぼ)などは年間を通しても多い小児皮膚疾患といえます。
手足のイボ(尋常性疣贅)
足の裏のいぼは”たこ”や”うおのめ”と間違える方も多いですが、HPVウイルスによる感染症のため、放っておくと拡大したり数は増えたりします。治療としては液体窒素を用いた凍結療法(スプレーや綿棒)でイボの下に水ぶくれを作るやり方がメインで、皮膚を腐食させる軟膏も併用する場合もあります。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
軟属腫(ポックス)ウイルスによるウイルス感染症で、こちらも小児に多くみられます。やや白色の小さな結節をつくり、典型的なものは中央におへその様なくぼみが出来ます。放っておくと増えるため、専用のピンセットで一つずつ摘除します。痛みを伴うため、初診時に局所麻酔のテープ(ペンレス)をお渡しし、再診時の1-2時間程前に自宅にて軟族腫の部位に貼って頂き除去します。*平日は10個程度、土日祝は外来が込み合っておりますので5個程度の摘除となります事ご了承くださいませ。